ハンドメイド作家と名乗るのは簡単
手作りがブーム、副業ブームで、趣味のハンドメイドを仕事にしたい方が増えています。
ブームに乗って、ハンドメイド作家になるのは難しいのでしょうか?
答えはNO。作った商品の対価としてお客様からお金をいただけば「ハンドメイド作家」になれます。
ハンドメイド作家を名乗るのは簡単なのです。
ハンドメイド作家になるには
商品の対価として、お客様からお金を受け取れば、ハンドメイド作家になることができます。
ところが、ハンドメイド作家になってみると、商品を売ることの大変さに気付きます
いざハンドメイド作家として仕事を初めてみると「モノが作れるだけではダメ」ということに気付くはずです。
ハンドメイド作品は、「作れば売れる」という簡単なものではないからです。
ハンドメイド作家が「考えるべきこと」と「必要な知識」はたくさんある
モノが作れても、売れなくてはハンドメイド作家として続きません。
商品を売るために考えるべきこと、必要な知識は思いの外たくさんあります!
売れるハンドメイド作家になるには
商品コンセプトや価格の設定
商品を売る場所
この点についてしっかり考えることが、まず大切です。
簿記の知識
マーケティングの知識
写真の撮り方
ラッピングの知識
などの知識も売上に直結してきます。
ポイント
色々な知識と技術が組み合わさって、ようやく1つのハンドメイド商品が売れるのです。

目次
売れるハンドメイド作家になるには?ターゲットを絞りましょう
得意なモノ、好きなモノ、作りたいモノを作って売れるなら一番良いですが、普通はそう簡単にいきません。
ターゲットを決めるために考えること
- 商品をどんな人に届けたいのか?
- 商品を買うことによって、どんなお悩みが解決できるのか?
この2点について、まずしっかりと考えます。
そして、お客様のターゲットを絞り、商品のコンセプトを決めます。
ターゲットと商品コンセプト
例)布マスクを売る場合
【ターゲット】
→紙マスクをして話しをすると、摩擦で肌荒れする人
【商品コンセプト】
→肌にやさしい天然素材で、肌に当たる部分がソフトな感覚になっているマスク
※普通の布マスクを作るのでなく、肌が敏感な人をターゲットにして、肌荒れしないマスクにこだわり、他では買えない商品にする
誰でも作れる作品を作っていては、人気のあるハンドメイド作家になることはできません。
ポイント
売れるハンドメイド作家になるには、オリジナリティーのある作品を作ることが大切
ハンドメイド作家として仕事を続けるには、正しく価格設定することが大切
「これくらいの金額なら買ってもらえるかな~」と、感覚で値段設定すると、欲しい収入が得られず、ハンドメイド作家として長続きしません。
収入の目標金額から逆算して値段設定しないと、ハンドメイド作家として仕事がしたいのに、いつまでもお小遣い稼ぎのレベルから抜け出せません。
ここで大切なのは、「収入」の目標から逆算することです。「売上」目標からの逆算ではありません。
ハンドメイド作家になるには、収入目標から商品の値段を決められるようになるのが大事
例えば、月の売上目標から値段設定するとします。
売上目標と実働時間
- 月の売上目標が10万円
- 一日8時間ハンドメイド作家として仕事をすることで3個作れる
- 一ヶ月に20日働く
この場合、一ヶ月で作れる商品は3個×20日=60個です。
売上目標10万円÷60個=1,700円なので、販売価格を1,700円にすると、一ヶ月に60個売れば売上目標達成です。
ただし注意しなければいけないのが、「売上」=「収入」ではないことです。
1,700円のモノをつくるために、材料費、ラッピング代、送料はいくらかかりますか?
材料費等で1,000円かかっていたら、一個あたりの収入は700円です。
3個作るためにかけた時間は8時間なのに、一日の収入は700円×3個=2,400円です。
2,400円÷8時間=300円 つまり時給にすると300円です。
時給300円なら、パートの時給よりもかなり低くなってしまいます。
つまり、目標は売上げではなく「収入」で考え、目標の収入が達成できるように販売価格を決めましょう!
収入目標から販売価格を決めたら、他のハンドメイド作家さんよりも値段が高くなってしまった!
つぎに、収入目標から値段設定をします。
収入10万円欲しいとします。1ヶ月に60個作れる能力と時間があるので、60個作ります。10万円÷60個=1,666円なので、一つ1,700円だと目標収入は達成できます。
一つ作る材料代が1,000円かかるので、1,700円+1,000円=2700円で売ることにしました。
ただ、このように計算すると、他のハンドメイド作家さんよりも、商品価格が高くなってしまうことがあります。
ここで商品価格を下げますか?
下げる選択をするなら、1日に働く時間を増やして、一ヶ月に作る商品の数を増やせば目標は達成できます。でも、働く時間が増えるので体力的に大変になってしまいます・・・
「値段が高くても買ってもらえるハンドメイド作家になりたい!」というのが本音ですよね。
値段が高くても買ってもらえる人気のハンドメイド作家になるには?
価格が高くても買いたい!!と言ってもらえる人気のハンドメイド作家になるには、ライバルとなりそうなハンドメイド作家さんを調べ、ライバルを知ります。
そして、他のハンドメイド作家さんよりも材料の工夫があり、技術やセンスが優れているなど、選ばれる理由のある商品にします。
また、SNSなどで自分を発信し、「高くても、この人から買いたい!」と思われるのも良い方法です。
ハンドメイド作家になるには、簡単な簿記の知識が必要
ハンドメイド作家になるには、売上、材料代などの経費をしっかり把握することも重要です
「材料代など=原価」がいくらなのか?一ヶ月にどれくらい売れたのか?経費をどれくらい使ったのか?などについて把握していなければ、商品の値段を決められませんし、収入目標や計画を立てられません。
ポイント
売上や、経費をいくら使っているのか把握するために、グラフで会計の流れや全体図を見ることができる会計ソフトを利用すると便利
おすすめの会計ソフト1 「freee」(フリー)
ハンドメイド作家に成り立てで、簿記の知識がなく帳簿付けが不安という人には【会計ソフトfreee(フリー)】という会計ソフトが使いやすいそうですよ!
私は昨年お金のことを詳しく学んだのですが、先生は、簿記のことがわからなくても簡単に使えるのは「freee」だと教えてくださいました。
おすすめの会計ソフト2 「弥生会計」
ちなみに私はやよいの青色申告オンラインを使っています。父の会社の会計ソフトが弥生会計だったので、使い慣れていたことが弥生会計を使った大きな理由ですが、一ヶ月の売上、仕入、経費などをグラフなどで見られるので、自分経営を色々な角度から俯瞰して見られるのでおすすめです。入力も簡単です。
これからハンドメイド作家になる会計処理初めてさんは→やよいの白色申告オンライン
やよいの白色申告オンラインはずっと無料で使えるプランがありますよ!
売れるハンドメイド作家になるには、商品をどこで売るか間違えないようにすることが大切
商品を売る場所はたくさんあります。
地域のハンドメイドイベントに出店して販売する方法や、雑貨店などと委託契約をして販売する方法もあります。
最近では、minne、baseなどを利用して、インターネット上で簡単に売ることもできるようになりました。
大切なポイント
「自分の商品はどこで売るとターゲットに届くのか?」を考えること
ターゲットが20~30代女性なら、顧客層が40~50代の雑貨店に置いてもらっても売れません。
その場合、若い世代が多く利用しているminneやbaseで売るのが良さそうですね。
ターゲットが来てくれる場所で商品を売りましょう。
私はセキュリティ面で安心なので、BASEを使っています。
売れるハンドメイド作家になるには、プロモーションが必須
ただお店に商品をおいても売れるわけではありません。
実店舗なら、店員さんがおすすめしてくれたり、チラシで宣伝してくれるから売れます。
ネットのお店(minneなど)も同じで、minneなどでも商品の紹介はしてくれますが、SNS等で自分でも宣伝しなくては思うようには売れません。
ただしSNS集客は大変
・SNSは投稿をやめると宣伝効果はゼロ
・毎日投稿し続けなくてはいけない
SNSのみで集客すると、作品を作りたいのに作る時間が取れず、SNS投稿に時間を割かれる毎日が襲ってきます。(経験談)
私は作品を作る時間を大切にしたいので、当サイトを利用して集客しています。
サイトの場合、毎日更新しなくても集客できます。(ただし、WEBマーケティングやSEOの知識が必要)
サイトを作るための勉強は必要なので始めは大変でしたが、サイトを立ち上げて本当に良かったと思っています。
私はエックスサーバーを借りて、ワードプレスでサイトを作って集客していますよ。
→エックスサーバー
上のバナーをクリックしてエックスサーバーのサイトを開くと、「ワードプレスの始め方」というページがありますので、そこを読むと手軽に始められます!
「ワードプレスのクイックスタート」を使えば、本当に簡単に始められるので、他のサーバーよりもおすすめです!
とはいえ、サーバー?ワードプレス?WEBのことはちんぷんかんぷんの人も多い
私は数年前まで、サーバーやワードプレスという言葉も知らないWEBど素人でした。
なので、最初は無料のホームページ作成サービスでサイトを作る練習をしたり、SNSで発信したりしていました。
(私が初めて作ったサイトはジンドゥーで作りました。KDDIが運営していて安心ですし、初心者でもプロのようなホームページが無料で作れます)
ホームページの他は、Facebookを使っていました。
SNS集客は大変
- 毎日発信するネタがない
- 頑張ってネタを探して投稿し続けられたとしても、SNSのことばかり考えていて疲れる
- 貴重な自分の時間を「いいね」や「コメント」してもらうための時間に当てなくてはいけない
SNS発信は手軽ですが、本当に大変ですよね。
でも、SNSに費やす時間は、商品を売るために必要なのでしょうか?
集客はSNSだけではありません。
例えば、アメブロ、ワードプレス、LINE公式やメルマガ、WEB広告など、色々なメディアがあります。
ハンドメイド商品を売るためには、様々あるメディアを組み合わせて、「商品を欲しいと思ってくれる人の前に、自分の商品の情報を届け、購入に繋げる」というのが大切です。この、商品を売るための一連の流れを考えるために必要なのが、マーケティングの知識です。
WEBマーケティングの知識がなければ、どのメディアをどう活用したらよいか全くわからないと思います(私も以前はそうでした)
WEBマーケティングのことを知らないことで、自分の商品を必要としているお客様に、自分の商品を知ってもらえないというのは、大きな機会損失ですよね。

売れるハンドメイド作家になるには、WEBマーティングの知識を身につける
WEBで売れる仕組みを作ることができれば全国をマーケットにして販売できます。
地元のお店や知人の繋がりでハンドメイド作品を売るよりも、WEB販売の方がはるかに夢がありますよね!
私はWEBマーケティングについて、動画講座で学びました。
ネットで商品を売るための基本となる知識(WEBマーケティングの知識)を身につけたい人に本当におすすめです。
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売れるハンドメイド作家になるには、商品の見せ方を考える
売れるハンドメイド作家になるには、ラッピングの技術を持っていることも大切です。ラッピングで、作り手の気持ちが伝わると言っても言い過ぎではないですよね?ラッピングがキレイだと、商品が届いた時のワクワクがアップします!
売れるハンドメイド作家になるにはギフトラッピングに対応できることも大切です。贈り物にしたい場合、ギフト用に包装してもらえないと注文を諦めてしまいます。
売れるハンドメイド作家になるために必要なラッピングの技術。身につけたいと思うハンドメイド作家さんは多いと思います。
ところが、ラッピング講座をしている先生が少ないんです!
学べなくて困ってしまった経験があるのですが、最近ラッピングの通信講座をみつけましたよ。
通信資格なので自宅でラッピングが学べて、便利ですよね♪
私は昨年やっと先生を見つけてラッピングの勉強ができたのですが、その時に学んだ包装の仕方や、リボンの結び方など、ハンドメイド作家として必要なラッピング知識がこの通信講座にも含まれています。ラッピングを習う前にこの講座を知っていたら、資格を取ってみたかったです。8日以内なら返品、返金可能なので、通販ならではの「思っていたのと違った!」ということがあっても安心です。おまけに、認定試験に不合格時にも返金してくれる制度まであります。資料請求すると20%オフになるようですので、まずは資料請求してみてはいかがでしょうか?
PBアカデミーラッピング 認定講師 資格取得講座
売れるハンドメイド作家になるには?まとめ
ハンドメイド作家が人気になるには、商品を作るだけではダメ。
売れるハンドメイド作家になるには?考えるべき大事なこと
- 商品のコンセプトを考える
- 商品をどこで売るかを考える
- 商品をどのように売るかを考える(宣伝方法)
- 商品の見せ方を考える(ラッピングの方法や写真の撮り方)
売れるハンドメイドになるには?必要な知識とスキル
- 帳簿を付けるための簿記の知識
- 売れたら支払う税金についての知識
- 宣伝し集客するために必要なSNSやサイトに関する知識
- マーケティングの知識
- サイトやネットショップに載せるための写真の撮り方
- ラッピングの知識とスキル
- 宣伝チラシやラベルの作り方
このような様々な知識を合わせて、一つの商品が初めて売れます。
商品を売るというのは、簡単なものではありません。
私も日々壁にぶつかり、試行錯誤していますが、知識とスキルも身についてきています。
色々な知識をつけ、フル活用して販売に繋げたいですね。