手作りがブーム、副業ブームで、趣味のハンドメイドを仕事にしたい方が増えています。
「ハンドメイド作家」を名乗るのは簡単です。でも、いざ初めてみると「モノが作れるだけではダメ」ということに気付くはずです。
ハンドメイド作家さんが人気になるには?必要な知識、スキルについて、解説していきます。
ハンドメイド作家が人気になるには?ターゲットを絞りましょう
得意なモノ、好きなモノ、作りたいモノを作って売れるなら一番良いですが、普通はそう簡単にいきません。
ターゲットを決めるために考えること
- 商品をどんな人に届けたいのか?
- 商品を買うことによって、どんなお悩みが解決できるのか?
この2点をまずしっかりと考えます。
そして、お客様のターゲットを絞ります。
誰でも作れる作品を作っていては、他のハンドメイド作家よりも人気のある作家にはなれません。
ハンドメイド作家として人気になるには、オリジナリティーのある作品を作ることです。
まずターゲットを絞り、商品のコンセプトを決めるのが大切です。
例)布マスクを売る場合
ターゲット→紙マスクをして話しをすると、摩擦で肌荒れする人
商品コンセプト→肌にやさしい天然素材で、肌に当たる部分がソフトな感覚になっているマスク
収入目標を決めて、商品の値段を決めます
月の売上目標を決めて値段設定をしているハンドメイド作家さんはいませんか?
例えば、月の売上目標から値段設定するとします。
売上目標と実働時間
- 月の売上目標が10万円
- 一日8時間ハンドメイド作家として仕事をすることで3個作れる
- 一ヶ月に20日働く
この場合、一ヶ月で作れる商品は3個×20日=60個です。
売上目標10万円÷60個=1,700円なので、販売価格を1,700円にすると、一ヶ月に60個売れば売上目標達成です。
ただし注意しなければいけないのが、「売上」=「収入」ではないことです。
1,700円のモノをつくるために、材料費、ラッピング代、送料はいくらかかりますか?
材料費等で1,000円かかっていたら、一個あたりの収入は700円です。
3個作るためにかけた時間は8時間なのに、一日の収入は700円×3個=2,400円です。
2,400円÷8時間=300円 つまり時給にすると300円です。
時給300円なら、パートの時給よりもかなり低くなってしまいます。
つまり、目標は売上げではなく「収入」で考え、目標の収入が達成できるように販売価格を決めましょう!
収入目標から販売価格を決めたら、他のハンドメイド作家さんよりも値段が高くなってしまった!
つぎに、収入目標から値段設定をします。
収入10万円欲しいとします。1ヶ月に60個作れる能力と時間があるので、60個作ります。10万円÷60個=1,666円なので、一つ1,700円だと目標収入は達成できます。
一つ作る材料代が1,000円かかるので、1,700円+1,000円=2700円で売ることにしました。
ただ、このように計算すると、他のハンドメイド作家さんよりも、商品価格が高くなってしまうことがあります。
ここで商品価格を下げますか?
下げる選択をするなら、1日に働く時間を増やして、一ヶ月に作る商品の数を増やせば目標は達成できます。でも、働く時間が増えるので体力的に大変になってしまいます・・・
「値段が高くても買ってもらえるハンドメイド作家になりたい!」というのが本音ですよね。
値段が高くても買ってもらえるハンドメイド作家として人気になるには?
価格が高くても買いたい!!と言ってもらえるハンドメイド作家として人気になるには、
人気作家になるには
他のハンドメイド作家さんとは一味違う作品を作ることです。
他のハンドメイド作家さんよりも材料の工夫があり、技術やセンスが優れているなど、選ばれる理由のある商品にする必要があります。
まずは、ライバルとなりそうなハンドメイド作家さんを徹底的に調べてみましょう。自分の方向性がみつかるかもしれません。まず、ライバルを知るのも大切です。
SNSなどで自分を発信し、「この人から買いたい!」と思われるのも手です。
高くても「この商品が欲しい」「この人から買いたい」と思われる人気のハンドメイド作家をめざしましょう。
そのために、コンセプトとターゲットをきちん考えるのがやはり大切です。
売上、材料代などの経費をしっかり把握することも重要です
「材料代など=原価」がいくらなのか?一ヶ月にどれくらい売れたのか?経費をどれくらい使ったのか?などについて把握していなければ、商品の値段を決められませんし、収入目標や計画を立てられません。
売上や経費をいくら使っているのか把握するために、会計ソフトを利用すると便利です。
私はやよいの青色申告オンラインを使っています。一ヶ月の売上、仕入、経費などをグラフなどで見られるので、自分経営を色々な角度から俯瞰して見られるのでおすすめです。
初年度無料なので、1年間お試しで使えるのがおすすめの理由です!
商品をどこで売るかを決めます
商品を売る場所はたくさんあります。
地域のハンドメイドイベントに出店して販売する方法や、雑貨店などと委託契約をして販売する方法もあります。
最近では、minne、baseなどを利用して、インターネット上で簡単に売ることもできるようになりました。
大切なポイント
「自分の商品はどこで売るとターゲットに届くのか?」を考えること
ターゲットが20~30代女性なら、顧客層が40~50代の雑貨店に置いてもらっても売れません。
その場合、若い世代が多く利用しているminneやbaseで売るのが良さそうですね。
ターゲットが来てくれる場所で商品を売りましょう。
私はセキュリティ面で安心なので、BASEを使っています。
売る場所が決まったらプロモーションします
ただお店に商品をおいても売れるわけではありません。
実店舗なら、店員さんがおすすめしてくれたり、チラシで宣伝してくれるから売れます。
ネットのお店(minne)なども同じで、minneでも紹介はしてくれますが、自分で宣伝しなくては思うようには売れません。
SNSで集客するのも良いですが、SNSは投稿をやめると宣伝効果はゼロなので、毎日投稿し続けなくてはなりません。
SNSだけで集客すると、作品を作りたいのに作れず、SNS投稿に時間を割かれる毎日が襲ってきます。(経験談)
私は、時間を大切にしたいので、当サイトを利用して集客しています。
私はエックスサーバーを借りて、ワードプレスでサイトを作って集客していますよ。
→エックスサーバー
上のバナーをクリックしてエックスサーバーのサイトを開くと、「ワードプレスの始め方」というページがありますので、そこを読むと手軽に始められます!
最近設置された新機能!「ワードプレスのクイックスタート」を使えば、本当に簡単に始められるので、他のサーバーよりもおすすめです!
ハンドメイド作家が人気になるには、考えることがたくさん!そして、色々な知識が必要です
ハンドメイド作家が人気になるには、商品を作るだけではダメ。
ハンドメイド作家が人気になるには?考えるべき大事なこと
- 商品のコンセプトを考える
- 商品をどこで売るかを考える
- 商品をどのように売るかを考える(宣伝方法)
- 商品の見せ方を考える(ラッピングの方法や写真の撮り方)
つまり、モノが売れる仕組み=マーケティングについて考えなくてはいけません。
ハンドメイド作家が人気になるには?必要な知識とスキル
- 帳簿を付けるための簿記の知識
- 売れたら支払う税金についての知識
- 宣伝し集客するために必要なSNSやサイトに関する知識
- サイトやネットショップに載せるための写真の撮り方
- ラッピングの知識とスキル
- 宣伝チラシやラベルの作り方
このような様々な知識を合わせて、一つの商品が初めて売れます。
商品を売るというのは、簡単なものではありません。
私も日々壁にぶつかり、試行錯誤していますが、知識とスキルも身についてきています。
色々な知識をつけ、フル活用して販売に繋げたいですね。