アロマ講座の中でうまれた疑問
アロマクラフトの中で人気がある「精油を使ったアロマキャンドル」
特に、クリスマスの時期や冬休みの自由課題に人気があります!
何十種類もある精油の中から、好きな香りをブレンドして作ります。
純粋に自分の好きな香りだけのブレンドにしてもらっています。
肩こり用や頭痛用クリームなどを作る時には、精油の効用を考えて選ぶと、好きな香りではなくなってしまうことがあるんです。
好きではない香りで作ると、使う気持ちになれないです。せっかく作ったのにもったいないことですよね。
好きな香りは、今の自分に必要な香り♪心と体に必要な作用がちゃんと届きます!
アロマキャンドルは、好きな香り探しが楽しいクラフトなんです!
このアロマキャンドルを作る講座の準備をしている時のこと。
キャンドル制作についての正しい知識がないことが原因で、どう作ったたらよいのか悩みました。
色々調べて「これならうまくいく!」と思っても、実際試作してみるとうまくいかず、大変苦労したことがあります。
失敗例を2つ紹介します
①型はおかずカップ。100円ショップのろうそくを溶かし、芯はたこ糸、クレヨンで着色、精油で香りづけ。最後にハーブを入れて固める
アロマ講師として出始めの2013年頃に講座で作りました。
この作り方のメリットは
- 身近なお店で材料が手に入ること
- 費用が安いこと
- 子供でも簡単に作れること
デメリットは
- たこ糸ではロウの吸い上げが悪い
- クレヨンは油性なのでロウによく溶けるけれど、ススのようなものが残る
- 灯し続けるとハーブが燃えて焦げる
②型はティーライトカップ。座金で芯を立てる。溶かしたみつろうとソイワックスに精油を入れる。最後にハーブを入れて固める
キャンドル専用の材料で作ったため安定して燃えました。
でも
ハーブが燃えて焦げてしまいました。
②は本の通りに作ったのです!「どうして?!」と悩みました。
今度は、なるべく芯より遠いところにハーブを配置してみました。
それでも、灯し続けているとハーブが燃えてしまったのです。
またまた失敗。。。
灯してもすぐに炎が消えてしまうこともありました。
一番の失敗は、見た目が可愛くできたので、燃焼実験をしないでプレゼントしてしまったこと!
プレゼントした後で「使わないで!」と連絡するのは本当に恥ずかしいことでした。
当時の私は、燃焼実験をしっかりするという基本すら知らなかったのです。
ちょうどその頃、「イベントの販売用にキャンドルを作ってほしい」とのありがたいお話をいただきました。
私はアロマの先生だけど、キャンドルについては素人。
本やネットをみて試行錯誤したものの、思うように作れず断念せざるを得ませんでした。
- 精油をどれくらいまで使えるのか?
- ロウと芯の関係は?
- どんな材料を使うとよいのか?
調べてみると奥深くわからないことだらけ・・・
この悔しい思いが心の中にずっとありました。
それから約1年後の2015年、この悔しさをバネに、第二子出産で講師としての活動を休止していた時間を使って、キャンドルの勉強を始めました。
灯してもハーブや花が燃えないボタニカルキャンドルを発見!
まずは、ヴォーグ社のキャンドルマイスターを取得しました!
基礎知識は身につきました。ボタニカルなものをつくるカリキュラムではなかったので、あれこれネット検索していたところ
「これだー!」と思えるお花を使った素敵なキャンドルを見つけました!
見た目が素敵なだけでなく、ハーブやお花を使っているのにハーブなどが燃えないのです!!
作り方を知りたくて、講座をされている先生にすぐ問い合わせしました。
ボタニカルキャンドルが作れる資格は?
○花が燃えないボタニカルキャンドルが作れる資格は、銀座スタジオエスの「花キャンドルアーティスト」
○集中コースを受講すると資格が取得できる
ということがわかりました。
当時北海道では資格コースを開講しているところがなく、乳飲み子を連れて東京の先生のところへ行く計画を立てました。
でも、よく考えると、やってみたい一心で無謀なこの計画。
子育て中は数日家を空けるのが難しい上、子どもをおんぶして資格コースを受けるというのも体力的に難しい
泣く泣く、その時は資格取得を諦めようとしました。
ところが!
東京の先生が、札幌に教え子さんがいることを教えてくれた
↓
東京の先生が札幌の先生に、集中コースを開講するよう促してくれた
↓
札幌の先生が、集中コースを開講することを承諾してくれた
↓
私は札幌の先生の第一号の生徒として、集中コースを受けられることになった!
東京の遠田先生、札幌の瑞恵先生のおかげです。
念願の集中コースは、楽しくて、楽しくて~!!
本を見ても、ネットを見てもわからなかったことを解決でき、灯したときに安心して使えるものが作れるようになった嬉しさと言ったら!!
言葉では言い表せませんでした。
2016年7月より講座、販売をスタートしました
勉強してすぐに、講座や販売ができるようにはならないキャンドルの世界。
自分で練習し、失敗を重ねました。数カ月の間試行錯誤を続け、ようやく2016年7月より花キャンドル講座、販売をスタートしました。
制作する際には、アロマの知識を生かし、香りをブレンドして香り付けしたものを中心に販売しています。
講座では、花やハーブが燃えない安全なキャンドルの作り方をお伝えします。
花やハーブが燃えるのは
- ロウが固まってきたら、ハーブなどを場所を考えずにキャンドルの上にのせて固める
- 適切な芯と型を選んでいない
このような作り方では、芯の周りにハーブが寄ってしまい花やハーブが燃えます。
ポイントは
- ハーブやお花を芯から遠いところに埋め込んだり、飾ったりすること
- 大切なのは、キャンドルのサイズと芯の選び方です!
花が燃えない芯の選び方
キャンドルの芯は色々な種類があります。
芯の太さは2×3+2、3×3+2などと表され、はじめの数字が多くなるほど、芯は太くなります。
芯の太さが太くなるほど、炎の高さとプール(灯した時、溶けてロウが丸く溜まっていく部分)の幅が大きくなります。
作りたいキャンドルの大きさによって、選ぶ芯の太さが変わります。
芯を決めたら、プールの幅を考えて花を飾ります。プールの幅の外側に花を飾れば、花は燃えません。
ボタニカルキャンドルを作ってみませんか?
ボタニカルキャンドルを作ってみたいと思っても、1から材料を揃えて作ってみるのはなかなか大変です。ちょっと体験してみたい方はぜひ当教室へ♪
場 所:北海道帯広市 西帯広駅近く(詳細は個別にご連絡いたします)
営業時間:10時00分~15時30分
営業日 :日祝定休・土曜要相談
参加人数:一名様からご受講可能です
キャンドルレッスン :3,500円~
ハーバリウムレッスン:2,500円~
アロマレッスン :2,700円~
*予約制となっております
*団体様向け講座料金はお問い合わせください
ご希望の日時に合わせられない場合がございますので、恐れ入りますがご予約はお早目にお願いいたします(目安1ヶ月前)
どんなことでも気軽にお問い合わせ下さい
当教室の花キャンドルは、帯広市内の委託販売先や、各種イベントでご購入いただけます。お近くにお住まいの方は実物をご覧いただけますので、ぜひお立ち寄りください。