花が燃えないボタニカルキャンドルが作りたくて!資格を取得

キャンドルは火を扱うものなので、お花が燃えないように作らないとボタニカルキャンドルは危険です。

私がボタニカルキャンドルを作ろうと思った頃は、正しい作り方に関する情報が少なかったため、自分で試行錯誤しましたが、お花が燃えないキャンドルが作れませんでした。

その時の失敗例と、その後資格を取得してわかった「お花が燃えないキャンドルの作り方のコツ」をお伝えします。

 

お花が燃えないボタニカルキャンドルが作れなかった経験

アロマクラフトの中で人気がある「精油を使ったアロマキャンドル」

アロマ講師としてハーブ入りアロマキャンドルを作る講座の準備をしている時、キャンドル制作についての正しい知識がないことが原因で、どう作ったたらよいのか悩みました。

本やネットで色々調べて「これならうまくいく!」と思ってやってみても、実際試作してみるとうまくいかず、ハーブが燃えてしまって大変苦労したことがあります。

 

ハーブが燃えてしまった二つの失敗例

ハーブ入りアロマキャンドルの失敗例を2つ紹介します

① 型はおかずカップ。100円ショップのろうそくを溶かし、芯はたこ糸、クレヨンで着色、精油で香りづけ。最後にハーブを入れて固める

 

この作り方のメリット

  • 身近なお店で材料が手に入ること
  • 費用が安いこと
  • 子供でも簡単に作れること

デメリット

  • たこ糸ではロウの吸い上げが悪い
  • クレヨンは油性なのでロウによく溶けるけれど、ススのようなものが残る
  • 灯し続けるとハーブが燃えて焦げる

 

 

 ② 型はティーライトカップ。座金で芯を立てる。溶かしたみつろうとソイワックスに精油を入れる。最後にハーブを入れて固める

キャンドル専用の材料で作ったため安定して燃えました。

でも、本に書いてある通りに作ったのに、ハーブが燃えて焦げてしまいました。

なるべく芯より遠いところにハーブを配置してみても、灯し続けているとハーブが燃えてしまったのです。

灯してもすぐに炎が消えてしまうこともありました。

 

燃焼実験をしなかったという失敗

そして一番の失敗は、見た目が可愛くできたので、先に燃焼実験をしないでプレゼントしてしまったことです。

プレゼントした後で「使わないで!」と連絡するのは本当に恥ずかしいことでした。

当時の私は、燃焼実験をしっかりするという基本すら知らなかったのです。

 

お花が燃えないボタニカルキャンドルを作れず、制作を断念

ちょうどその頃、「イベントの販売用にキャンドルを作ってほしい」とのありがたいお話をいただきました。

私はアロマの先生だけど、キャンドルについては素人。

その後も本やネットをみて試行錯誤したものの、思うように作れず断念せざるを得ませんでした。

ポイント

  • 精油をどれくらいまで使えるのか?
  • ロウと芯の関係は?
  • どんな材料を使うとよいのか?

調べてみると奥深くわからないことだらけ・・・

この悔しい思いが心の中にずっとありました。

それから約1年後の2015年、この悔しさをバネに、第二子出産で講師としての活動を休止していた時間を使って、キャンドルの勉強を始めました。

 

灯してもハーブや花が燃えないボタニカルキャンドルを発見!

まずは、ヴォーグ社のキャンドルマイスターを取得しました。

基礎知識は身につきました。

ただ、ボタニカルなものをつくるカリキュラムではなかったので、あれこれネット検索していたところ

「これだ!」と思えるお花を使った素敵なキャンドルを見つけました!

見た目が素敵なだけでなく、ハーブやお花を使っているのにハーブなどが燃えないようなのです!!

作り方を知りたくて、講座をされている先生にすぐ問い合わせしました。

 

花が燃えないボタニカルキャンドルが作れる資格は?

資格について

  • 花が燃えないボタニカルキャンドルが作れる資格は、銀座スタジオエスの「花キャンドルアーティスト」
  • 集中コースを受講すると資格が取得できる

ということがわかりました。

当時北海道では資格コースを開講しているところがなく、乳飲み子を連れて東京の先生のところへ行く計画を立てました。

でも、子育て中は数日家を空けるのが難しい上、子どもをおんぶして資格コースを受けるというのも体力的に難しいという無謀なこの計画。

家庭の状況を考えて、泣く泣くその時は資格取得を諦めようとしました。

ですが、東京の先生が、資格を取得されたばかりの教え子が札幌にいることを教えてくれたのです。

東京の先生が札幌の教え子さんに、集中コースを開講するよう促してくれたので、私は札幌の先生の第一号の生徒として、札幌で集中コースを受けられることになりました。

 

花キャンドル集中コース受講の感想

念願の集中コースは、楽しくて、楽しくて!!

本を見ても、ネットを見てもわからなかったことを解決でき、灯したときに安心して使えるものが作れるようになった嬉しさと言ったら、言葉では言い表せませんでした。

 

 

2016年7月より講座、販売をスタートしました

勉強してすぐに、講座や販売ができるようにはならないキャンドルの世界。

自分で練習し、失敗を重ねました。数カ月の間試行錯誤を続け、ようやく2016年7月より花キャンドル講座、販売をスタートしました。

講座では、花やハーブが燃えない安全なキャンドルの作り方をお伝えしています。

ハーブや花が燃える理由

  • 芯とお花の距離が近いと燃える
  • 適切な芯と型を選んでいない
  • 芯よりも高い場所に花やハーブがある

 

花が燃えないように作るためのポイント

  • キャンドルのサイズに対して、適正な太さの芯を選ぶ
  • ハーブやお花をキャンドルの上面にのせず、側面だけにする
  • 細くて長いキャンドルはお花が燃えやすいので、太くて短めのキャンドルにする

 

花が燃えないボタニカルキャンドルの芯の選び方

キャンドルの芯は色々な種類があります。

芯の太さは2×3+2、3×3+2などと表され、はじめの数字が多くなるほど、芯は太くなります。

芯の太さが太くなるほど、炎の高さとプール(灯した時、溶けてロウが丸く溜まっていく部分)の幅が大きくなります。

作りたいキャンドルの直径の大きさによって、選ぶ芯の太さが変わります。

プールの幅の外側に花を飾れば、花は燃えません。

※プールの幅は、ロウによっても異なりますので、ロウの種類を変える都度、燃焼実験をすることが大切です。

 

ボタニカルキャンドルの高さを短めにする理由

背の高いキャンドルの場合は、キャンドルの上部は熱される時間が長くなるので、使い続けていくうちにプール幅以上にロウが溶けます。

そのため、キャンドルの上部には花を入れない方が安全ですし、背の低いボタニカルキャンドルの方が花が燃えるリスクが下がります。

 

ボタニカルキャンドルを作ってみませんか?

安全なボタニカルキャンドルを作るのは、知識がないとちょっと大変です。

初めての方でも簡単にボタニカルキャンドルを作れるレッスンを行っています。

資格を目指す方には、安全なキャンドルを作るための方法や注意点をより詳しくお話ししていますので、ご興味のある方は資格講座もご検討ください。

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場       所:北海道帯広市 西帯広駅近く(詳細は個別にご連絡いたします)

営業時間:10時00分~15時30分

営業日 :日祝定休・土曜要相談

参加人数:一名様からご受講可能です

キャンドルレッスン :3,500円~
ハーバリウムレッスン:2,500円~
アロマレッスン   :2,700円~

*予約制となっております

*団体様向け講座料金はお問い合わせください

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